チリ北部の町、カラマからボリビア・ウユニ塩湖に向かうことにした探検隊。
カラマからは、ウユニ行きのローカルバスが3社あり、その中から日曜日に席が確保できた1社の
アタカマ2000に乗ることにしました。
価格は、12000ペソ(日本円で2000円ちょい)とかなりお得です。
ただ、サンティアゴからカラマまで、プレミアムシートで来た、いつまで経っても甘えん坊な探検隊は、今回普通のシートで10時間ものバス移動に耐えられるか、正直心配でした。しかもトイレもないという噂。
17時15分に集合だったので、ホテルからタクシーでバスのターミナルに着きました。ターミナル周辺にはボリビアの民族衣装と思われる格好をしたおばちゃまが沢山いて、みんな日用品や何かを買って故郷へ帰る感じでした。
完全、アウェーな小林探検隊。
果たして、無事ウユニに着くことはできるのであろうか???
出発時間を30分ほど過ぎ、6時過ぎにカラマを出発しました。
時間が早かったことも手伝って、すぐに寝入ることが出来たのは良かったのですが、国境近くに入ると道路が舗装されていません。
事前情報だと、道路は舗装されているはずだったのですが、最後部の座席の成果、ぴょこぴょこ跳ねてます。
出発から約3時間でチリのボーダーに着いたのですが、なぜか皆さんバスを降りようとしません。後にわかったのですが、このバスは国境越えをするので、税関手続き等一気にできるようにしているようです。
その為、書類を書いたりなんやりで、トイレに行きたいのも我慢の限界を通り過ぎた辺りで、バスを降りて漸くバーニョ(トイレ)に行くことが出来ました。その後、イミグレの手続きを済ませ、お次はボリビア側のオンボロバスに乗り換えです。
ちなみにボリビア側のイミグレおよび国境にはトイレがありませんので、ご注意ください!私はイタリア人紳士と共に立ちションをしましたw
その間、隊長が愛用しているオークリーのサングラスが落ちて、壊れてしまいました。しかし、これがこれから起きる大事件の幕開けに過ぎなかったのは後ほど気付くことになります。。。
国境では何やかんやら2時間ぐらい使って、再びバスは走りだしました。
9か国目、ボリビアに入国です!
ボリビア基本情報
- 首都:スクレ
- 通貨:ボリビアーノ
- 人口:1067万人(2013年)
- 公用語:スペイン語、アイマラ語、アラオナ語、モシ語、グアラニー語
ボリビアの道路もローラー車が砂地を綺麗にしてくれている程度の道路なので、かなりガタガタ揺れます。
映画『マッドマックス』からパクれば、まさに
怒りのデスロード
ですからね。
しかし、美しい景色とビクーニャやダチョウ等の動物が見ることができて、気分は富士サファリパークです。
ウユニの町近くに来ると、左側に蜃気楼のような景色が見えてきました。
はぐれメタル(BYドラゴンクエスト)にも見えますが。
あれが、世界一周するバックパッカーの聖地、ウユニ塩湖か
と思いながら、不思議な光景に魅了されていました。
あまり知られてないかもしれませんが、ウユニの町は標高約3700mの高所にあり、日本一高い富士山の山頂とそれほど変わりません。
その為、Chika隊員だけでなく、Masa隊長まで今まで大丈夫だったのですが、夜になり急に体調が悪化して、頭痛と吐き気、手足のしびれに襲われてダウンしてしまいました。
今朝、体調もだいぶ良くなったので、起きてメールをチェックしてみると、CitiBankの後継銀行である、SMBC信託銀行から何通もメールが来ているのに気づきました。
良く見ると、暗証番号の誤入力の通知が7件あり、これはウユニで有名な
スキミング
ではないかと、思い、すぐに銀行に電話をしたのですが、結果的に
私がATMにカードを取らずに去ってしまい、それを拾った人が
使えないか試したようです。
電話で利用を止めることは出来ましたが、これから現金を引き出す手段が、クレジットカードしかなくなってしまいました。
世界一周中に、これは痛い事件です。まぁ、忘れた自分が悪いんですが。
オークリーのサングラスもテープで補修し、まるでハリーポッターのようです。
そんな、ウユニの散々な一日目でした。。。