失われたインカの都市!マチュピチュにおける世界遺産ビジネス考察

我々、小林探検隊はカナダのバンクーバーを出発してから、ちょうど5か月目、ウユニから世界で一番標高が高い空港がある、ラパスを経由して、10か国目ペルーのクスコにやってきました!

 

ペルー基本情報

  • 首都:リマ
  • 通貨:ヌエボ・ソル
  • 人口:3038万人(2013年)
  • 公用語:スペイン語、アイマラ語

 

クスコはインカ帝国時代(1200年代から1532年)の首都で、世界遺産にもなっている古都ですが、それよりも有名なのが、マチュピチュです!

インカ帝国時代の王パチャクテクの別荘地だった、マチュピチュ。日本でいえば、天皇の葉山の御用邸といったところでしょうか。
ガイドさん曰く、当時の首都、クスコから70kmも離れた山間の凄いところに建てた割には、年に数回しか行かなかったということです。

それが、今やペルーの経済を明るくしている巨大ビジネス産業になっているとは、500年前に建てた王様は考えもしなかったでしょうね。

 

このマチュピチュを1911年に発見したのが、映画『インディ・ジョーンズ』のモデルであるアメリカの探検家、ハイラム・ビンガムです。このビンガムの探検隊のパトロンが宝石で有名なティファニーで、のちにティファニーの娘と結婚したそうな。

そういえば、オーストラリアの巨大岩、エアーズロックに行った時も同じような話を聞きました。イギリスの探検家ウイリアム・ゴスのパトロンだったエアーズさんの名前が付いているし、彼の娘でウイリアムと結婚したマギーさんの名前もマギーの泉という名前で残していたり。

探検にはお金がかかりますからね(笑)小林探検隊もパトロン募集中w

 

マチュピチュは世界遺産の中でも人気ナンバーワンの声が高く、実際その場所へ行き空気感を感じるとうなずける点が沢山あります。ただ、ちょっと今回は視点を変えて、ビジネス視点で書いてみたいと思います。

 

マチュピチュはクスコの街から70キロほど離れた場所にありますが、その行き方が結構複雑です。

通常、クスコからクルマやバスを使って、オリャイタイタンボ駅もしくはその手前のポロイ駅まで行き、ペルーレイルでマチュピチュ駅まで行きます。

この列車がまた曲者で、松竹梅の3種類の等級と価格設定があり、一番安いものでも1万円以上します。席は全て座席指定になっていて、日本のような満員電車はないですし、ドリンクや軽食のサービスもあったりして快適な時間を過ごせます。約2時間でマチュピチュの町に到着です。

マチュピチュの町は一見、鬼怒川温泉に迷い込んだかのような雰囲気です。濁流と温泉街特有の坂が沢山あり、お土産屋さんとレストランが連なっています。

 

そこからさらにバスに乗り換え、25分間、山を箱根鉄道のようにひたすら昇っていきます。このバス代も片道約3000円と、空港へのリムジンバス並に高いです。

そして、漸く天空都市、マチュピチュに着きますが、ここも入場料が約5000円程かかります。しかも、マチュピチュの入り口にあるトイレも1ソル(30円位)と有料ですし、レストランに至ってはビュッフェで一人5000円ぐらい取られます。(ちなみにマチュピチュの町に戻れば半額ぐらいで済みます)

ということで、クルマ2時間、電車2時間、バス25分と行くまでに時間もかかるし、チケット手配など面倒くさいことが多く、ツアーで申し込む人がほどんどだと思われますが、一番安くても日帰りガイド付きのツアーで280ドル前後かかります。ちなみに、私たちは、朝4時出発で帰りは22時と18時間もかかりました。

わざわざ行きにくくして、列車の運行間隔もあけることで、観光客にお土産やレストランでお金を落とさせる。

「天空都市」、「空中都市」、「失われた都市」

世界遺産の観光地でこれほど高い価格設定をしているのには、

マチュピチュの世界遺産ブランディングが成功しているからだと思われます。

 

一日、2500人の人数規制をしていても(本当はもっといた気がします)、入場料だけで、

1250万、年間45億円以上の売上です!ペルーレイルやお土産、レストランまで含めれば、年間300億円以上の経済効果があると思われます。株式会社マチュピチュとして東証一部に上場しても良いぐらいだと思いますよ。マヤ文明もそうですが、中南米は遺跡が巨大なビジネスになっているので、きっと先祖を大事にする人が多いことでしょう。

 

お隣、ボリビアのウユニ塩湖は世界遺産ではないものの、多くの観光客が集まっています。しかし、ツアーは3000円前後と、マチュピチュの10分の1の価格設定になっています。まぁ、ブランディングは出来ているので、もう少し商売っ気を出してもいい気がしますが。

 

以前、イースター島に行った際に、Chika隊員が面白いことを言っていました。

「モアイもその他の世界遺産もその部族や人の強さを誇示する為にどんどん大きくして、その結果として世界遺産になっているけど、元は単に欲求の産物じゃない?人の欲望のかたまりの象徴がそれを後世に伝え残しているんじゃないの?」

 

確かにマチュピチュもインカ帝国の王様の別荘地だし、イースター島のモアイもその大きさを競って権力を象徴していたと思います。その過去の遺産を世界遺産という名を使って保護し、ビジネスにしているって現代人(ユネスコ)ってどうなんでしょう?

もし、それが未来でもまかり通るならば、ドナルド・トランプ氏のトランプタワーも

500年後には世界遺産になっているに違いありません。

 

それでも世界遺産ビジネスは儲かるからやめれない、儲かるからユネスコに登録をするために諮問機関のイコモスにロビー活動し、裏金が動く。これが実情なのではないでしょうか。

 

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