先日、カルネの申請に港区芝にあるJAFの東京支部へ行ってきました。
カルネとは?
自動車やバイクを海外へ持ち出す時に通関手続きを簡略化する為の書類です。通常、車を持ち出すと国を跨ぐ際の通関作業が大変ですし、関税もかかるのですが、この書類さえあれば一時的に車を海外で走らせることができるのです。
ただし、期間が一年間と制限付きだということと、カルネを利用できる国が少ないのがネックです。今回行く予定国では、コロンビア、ペルー、チリ、アルゼンチン、ウルグアイの5か国がカルネを利用できます。今年の3月まではカナダも利用できたのですが、なぜかできなくなってちょっと手続きが大変になっているみたいです。
カルネを取得するには以下の書類が必要になります。
・登録証書のコピー
・カルネ名義人の印鑑証明書
・保証人の印鑑証明書
・スペアパーツリスト
・パーソナルアイテムズリスト
・旅行計画書および旅行ルート地図
・車検証のコピー
と、保証人まで必要ですし、旅行計画書やルート地図の作成も結構大変です。まぁ外国で大変な思いをする前に日本で大変な思いをしておきましょうよ。
ちなみに、JAF会員だと会員価格で申請できますが、それでも申請だけで56720円もかかりました。そのうち、30000円はクレーム処理預り金と言って税関でトラブルが起こった際に預り金の中から対応料金を差し引きますよーというお金ですが、なにもなければ返ってくるお金です。
しかーし!実はこれよりも桁違いなお金がかかります。
それが担保金です。
カルネを使用して一時輸入(入国)したクルマが期間内に再輸出(出国)されなかった場合に、有入国税関から関税違約金が請求されます。その違約金をJAFが一時的に立て替えしてくれるのだそうですが、実は自分で担保金を用意しておかなくてはなりません!
その方法は、三つあり、
・現金寄託
・カルネ保険
・保証書
担保金は、クルマの現在の価格や輸送費、スペアパーツなどの合計額に行く渡航先の一番高い税率を勘案して算出します。
現金の場合は、ぶっちゃけた話、300万以上かかると言われています。(追記:プラドの新車で、458万かかりました。。。)
カルネ保険は、この算出した金額の3%相当で、掛け捨てとなりますので、9万円ぐらい。
保証書は、自動車メーカーやディーラーなどが保証してくれるそうなのですが、トヨタから見放された私の車は、対象外です(笑)
ということで、1番か2番になるのですが、カルネ保険は掛け捨てなので9万円も捨てたくないので458万円の現金をJAFに預けることにしました。
実際の算出額は、来週中には出るそうなのでしばしお待ちくださいませ。
いやぁ、本当に自分の車で海外を走るってお金がないと出来ないんですねぇ。。。